Google会長、米上院議員に「Siriは我々の競争相手になる可能性がある」

Google会長、米上院議員に「Siriは我々の競争相手になる可能性がある」

Google会長のエリック・シュミット氏は、米国上院反トラスト小委員会宛ての最近の書簡の中で、Appleのパーソナルアシスタント「Siri」は「重大な進歩」であり、同社の主力サービスである検索機能に脅威となる可能性があると述べたとTheNextWebが報じている。シュミット氏はSiriを特に注目し、「公聴会からわずか数週間で、AppleはiPhone 4Sに搭載された音声検索・タスク完了サービスであるSiriによって、検索技術への全く新しいアプローチを打ち出しました」と記している。

シュミット氏の発言は、Googleの検索における優位性を軽視し、競合他社にスポットライトを当てる狙いがあるため、鵜呑みにできないかもしれない。シュミット氏は、SiriがGoogleから検索シェアを奪う可能性のあるサービスであることに特に言及している。

公聴会からわずか数週間で、Apple は iPhone 4S に組み込まれた音声起動検索およびタスク完了サービスである Siri により、検索テクノロジーに対するまったく新しいアプローチを開始しました。

シュミット氏は書簡の中で、Siriを「Googleキラー」や「検索エンジン業界へのAppleの参入ポイント」と呼ぶニュース記事に言及した。また、AppleとFacebookが競争上の脅威ではないと否定した2010年9月の声明を撤回した。「私の発言は明らかに間違っていました」と彼は述べた。「AppleのSiriは重要な進歩であり、iPhoneを通じて音声で答えにアクセスできる手段であり、検索における革新性を示すものです。」

シュミット氏は、Googleの優位性を軽視しようと努め、それは努力と幸運によるものだと主張した。一部の上院議員がGoogleが独占状態に近づいていると発言すると、シュミット氏はこう反論した。「Googleが優位に立っているという意見には同意できません。賢明な投資を行い、非常に優秀なエンジニアを雇用し、そして非常に懸命に努力することで(そして幸運にも)、Googleは大きな成功を収めてきました。」

上院議員らは、グーグルが米国のインターネット検索全体の65%、欧州の問い合わせの94%、スマートフォン関連の検索全体の97%を占めているという数字は、グーグルの力が独占レベルに達していることを示していると主張している。

「Siri、Googleを定義してください。」

「Google: 背後で私の美しい声を聞いている、支配的な検索エンジンプロバイダー。」