iPhone SEの分解でiPhone 5s、6、6sのコンポーネントが混在していることが判明

iPhone SEの分解でiPhone 5s、6、6sのコンポーネントが混在していることが判明

Chipworks は iPhone SE を入手し、すぐに分解したところ、iPhone 5s、6、6s シリーズのパーツを含む、他の iPhone シリーズから借りてきたコンポーネントの集合体が公開されました。

iPhone SEの分解でiPhone 5s、6、6sのコンポーネントが混在していることが判明

予想通り、この新しい4インチ端末に搭載されているプロセッサは、フラッグシップモデルのiPhone 6sおよびiPhone 6s Plusと同じA9です。TSMC製の部品番号「APL1022」がラベルに記されており、SK Hynix製のメモリが搭載されています。これはiPhone 6sと同じ2GB LPDDR4 DRAMモジュールと思われます。

NFCチップはNXP 66V10、6軸センサーはInvenSense製です。どちらもiPhone 6sにも搭載されています。Qualcom MDM9625Mモデムと付属のトランシーバーはiPhone 6のものと一致しており、ChipworksがCirrus Logic社製のものと推測するオーディオICはiPhone 6sと同じものです。タッチスクリーンコントローラーの部品(Broadcom BCM5976とTexas Instruments 343S0645)はiPhone 5sのものと一致しているようです。

iPhone SEの分解でiPhone 5s、6、6sのコンポーネントが混在していることが判明

新しい携帯電話のすべてのコンポーネントが他のモデルから移植されたわけではない。Chipworks は「338S00170 デバイス」(同社では「新しい Apple/Dialog 電源管理 IC である可能性が高い」と考えている)、Skyworks SKY77611 パワーアンプモジュール、16GB 東芝 NAND フラッシュモジュール、EPCOS D5255 アンテナスイッチモジュール、AAC Technologies マイクを特定している。

iFixitのような他の分解マニアが活動するにつれて、さらに詳しい情報が明らかになるだろう。新型iPhone SEは明日3月31日に店頭に並ぶ。いつものようにAppleは初週末の公式販売台数を発表していないが、中国だけで340万台という驚異的な予約数を記録したという報道もある。