AppleとBeatsの買収は評価額、アイオヴィンとドレーの役割などにより延期の可能性

AppleとBeatsの買収は評価額、アイオヴィンとドレーの役割などにより延期の可能性

AppleによるBeats Electronicの買収はまだ正式に発表されていないが、Billboardの新たなレポートでは、この買収を阻んでいる可能性のある要因についていくつかの可能性が示されている。

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マックルーマーズ:

ビルボードの 情報筋によると、この取引はAppleにとって最大の買収となるため「複雑」だという。さらに、このニュースは明らかに「時期尚早」にリークされたようで、  Re/code や フィナンシャル・タイムズといったメディアが 取引完了間近と報じているにもかかわらず、Appleはまだ発表の準備が整っていないようだ。 

もう一つの論点となりそうなのは、Beatsの共同創業者であるドクター・ドレーが買収後に「ヒップホップ界初の億万長者」になったことを祝う動画がYouTubeに投稿されたことだ。この動画は、 時期尚早な発表にNSFW(職場閲覧注意)という表現が使われていたため、Appleを「驚かせた」と報じられている。

Appleは、Beatsの共同創業者であるジミー・アイオヴィン氏とドクター・ドレー氏をどう扱うべきか、常勤コンサルタントにするか、フルタイムの役員にするかで迷っているとされている。今週、この2人がAppleによるBeats買収の主な誘因だったとの報道があったにもかかわらず、Appleはそうは考えていないようだ。

この取引におけるもう一つの難点と噂されているのは、AppleによるBeats Musicの評価額だ。20万人の会員を抱えるこの音楽ストリーミングサービスは、今回の取引における大きな魅力の一つに挙げられている。