6月30日にAppleがMobile Meを終了させたのに続き、もう一つのレガシークラウドサービスであるiWork.comも廃止されるとAppleは本日発表しました(Cult of Mac経由)。3年間ベータ版として提供され、一度もサービスが終了しなかったiWork.comは、本格的な普及には至らなかったため、廃止は予想通りでした。
ユーザーへのメールには次のように書かれていました。
iWork.comユーザー様
2012 年 7 月 31 日以降、iWork.com サイト上のドキュメントにアクセスしたり、Web 上で表示したりすることができなくなりますのでご注意ください。
2012年7月31日までにiWork.comにサインインし、すべての書類をコンピュータにダウンロードすることをお勧めします。書類のコピーをコンピュータに保存する方法の詳細については、Apple.comのサポート記事をご覧ください。
今後はiCloudを使って書類を保存し、パソコンやiPhone、iPad、iPod touchで利用できるようになります。iCloudについて詳しくはこちらをご覧ください。
敬具、
iWorkチーム
AppleがユーザーをiCloudへと誘導しようとしていることは、既に明らかでしたが、iCloudの機能でさえiWork.comを完全に置き換えるものではありません。iWork.com(実質的にはApple版Google Docs)が何なのかさえ知らない人も多くいましたが、今やそれはひっそりと消え去ってしまいました。
iWork.comユーザーの方は、7月31日までにデータをダウンロードしてください。そうしないと、データは永久に失われてしまいます。さて、iWork.comはもう終わりです。iCloudが(大変な作業ではありますが)価値ある代替手段となることを願っています。