日本の家電・エンターテインメント大手ソニーは、エレクトロニクス部門がアップルやサムスンに対してより効率的に競争できるよう、エンターテインメント部門の分社化を検討している可能性がある。
AppleInsider:
ソニーのエンタテインメント部門が間もなく分社化される可能性があるというニュースは水曜日に浮上した。ソニーのCEO、平井一夫氏は、サード・ポイントLLCを経営する米国ヘッジファンドマネージャー、ダニエル・ローブ氏が提出した提案を取締役会が検討する意向を明らかにした。ローブ氏は先週、ソニーが電子機器製造部門の強化を図るため、映画、音楽、テレビを含むエンタテインメント部門を売却または分社化することを提案していた。
この提案によれば、ソニーはエンターテインメント事業の15〜20%を公開株式公開で売却し、別個に上場する企業となる。
ロイター通信によると、平井氏は記者団に対し、「これは取締役会で審議されることになる 。まだ検討を始めたばかりだ」と述べた。
ソニーが計画を実行に移した場合、エンターテインメント事業は公開される可能性が最も高いが、同事業部は独立した企業体として運営されることはないだろう。
ソニーのエンターテインメント部門は昨年8億6200万ドルの営業利益を上げたが、これは同社のコンシューマーエレクトロニクス部門の損失額とほぼ同額だ。