アップルは、同社が書籍出版社と共謀して電子書籍の価格を固定していたとして有罪とした2013年の控訴裁判所の判決を米国最高裁判所に覆すよう求めた。
ロイター通信:
アップルは請願書の中で、ニューヨークの第2連邦巡回控訴裁判所の6月の判決は最高裁判例と矛盾しており、「イノベーションとリスクテイクを萎縮させる」ものだと主張した。
「第2巡回控訴裁判所の判決は競争と国家経済に悪影響を及ぼすだろう」とアップルは記した。
司法省は木曜日にコメントを控えた。
この請願は、2013年の有罪判決を覆そうとするAppleの最後の抵抗となる。同社は最近、6月に第2巡回区控訴裁判所に控訴したが敗訴した。同裁判所は、Appleがハーパーコリンズ、サイモン&シュスター、ハシェット・ブック・グループ、マクミラン、ペンギンと共謀して電子書籍の価格操作を行っていたとして、判決を支持した。
最高裁が下級裁判所の判決を支持した場合、Apple 社は 2014 年 6 月の和解の一環として 4 億 5,000 万ドルを支払わなければならない (そのうち顧客に支払われるのは 4 億ドルのみ)。Apple 社は和解に同意したが、支払額は同社の控訴次第である。