米空軍、iPadを電子フライトバッグとして活用することで5000万ドルを節約できる可能性

米空軍、iPadを電子フライトバッグとして活用することで5000万ドルを節約できる可能性

米空軍が電子フライトバッグとして使用するために18,000台のiPadを購入することにより、軍は今後10年間で5,000万ドル以上を節約できる可能性がある。

空軍航空機動軍団で使用されているiPad。写真提供:ジェームズ・ロジャース
空軍航空機動軍団で使用されているiPad。写真提供:ジェームズ・ロジャース

AppleInsider:

空軍航空動軍団(AMC)の広報担当者は、ザ・ストリート紙のジェームズ・ロジャース氏とのインタビューで、重い紙の飛行マニュアルの代わりに軽量のiPadを使用することで、燃料費だけで年間75万ドルの節約になると述べている。さらに、AMCは飛行マニュアルを印刷する必要がなくなるため、年間500万ドルという巨額の節約になるという。

AMCの電子フライトバッグプログラムのマネージャー、ブライアン・モリッツ少佐は、空軍はiPadによって年間570万ドルの節約が可能になり、今後10年間で「5000万ドルを優に超える」節約になると期待していると述べた。

「航空機1機あたり約90ポンドの紙を節約し、乗務員1人あたり30~40ポンドの紙ファイルを運ぶ必要性を軽減しています」とモーリッツ氏は述べた。「紙の重量は合計するとかなり大きくなります。」

紙のマニュアルからiPadに切り替えることで、C-5航空機の重量を最大490ポンド削減できる可能性がある。

ロジャーズ氏によると、現在、AMCの乗組員は約16,000台の第3世代iPad(Retinaディスプレイ搭載)を使用しているという。残りの2,000台は他の空軍部隊に配備されているという。