噂:Apple Payが中国で2月に開始される

噂:Apple Payが中国で2月に開始される

ウォール・ストリート・ジャーナル などの報道機関は、アップルが2016年2月に中国でモバイル決済システム「Apple Pay」を開始する計画だと関係者から聞いたと報じている。

新しいiPhone向けApple Payガイドツアービデオ

AppleInsider:

このデビューに関する情報はCNBCの「速報」ツイートで伝えられたが、同ニュースメディアは、Appleが規制上のハードル、クレジットカード処理業者との提携、全国銀行との契約にどう対処する予定かといった詳細を含め、それ以上の詳細は提供しなかった。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、Appleは中国の4つの国営銀行とまもなく契約を締結する予定で、これによりユーザーはApple Payを銀行口座に直接連携できるようになるという。同紙によると、クパティーノに本社を置くAppleは、2月8日の春節休暇前に中国でサービスを開始することを目指しているという。

Appleは、年々売上高に占める中国の割合が増加しているため、中国での非接触型決済システムの導入を熱望している。これまでのところ、Appleにとって最大の障害となっているのは、国営のクレジットカード・デビットカード決済サービス会社であるUnionPay(銀聯)との提携が成立していないことだ。UnionPay(銀聯)を傘下に置かなければ、Appleのカード型製品は発売当初から失敗するだろう。

これまでの報道では、アップルは銀聯との契約締結に近づいていたとされていたが、銀聯がアップルの利用料金に難色を示したため、交渉は最終的に決裂したとされている。その利用料金は、アップルの他の市場で請求されている料金と同程度ではあるものの、中国では高額だと考えられている。

アップルのCEO、ティム・クック氏は5月、記者団に対し、中国におけるApple Payの成功の可能性について「非常に強気」だと述べた。同氏は、中国で中流階級が拡大し、スマートフォン所有者の数が多いことから、同サービスが中国で広く普及するだろうと指摘した。