警察がドアをノック?iOS 11の「緊急SOS」機能でTouch IDがすぐに無効化

警察がドアをノック?iOS 11の「緊急SOS」機能でTouch IDがすぐに無効化

iOS 11では「緊急SOS」機能が追加されました。この機能では、iPhoneのスリープ/スリープ解除ボタンを素早く5回押すことで、緊急時に緊急援助を要請できます。この機能には、プライバシー保護の観点からも大きなメリットがあります。

警察がドアをノック?iOS 11の「緊急SOS」機能でTouch IDがすぐに無効化

iPhoneのスリープ/スリープ解除ボタンを5回押して緊急SOSを呼び出すと、デバイスの電源を切る、メディカルID情報を表示する、緊急通報(911)をかけるなどのオプションが提示される画面が表示されます。必要に応じてキャンセルボタンを押すこともできます。

キャンセルボタンをタップすると、Touch IDを再度有効にする前にパスコードの入力が必要になります。緊急通報を選択した場合も、Touch IDは無効になります。

この機能はプライバシーを強化し、指紋認証によるiPhoneのロック解除を防止します。例えば、突然ドアをノックしてきたり、指紋認証でロック解除せざるを得ない状況に最適です。

警察がドアをノック?iOS 11の「緊急SOS」機能でTouch IDがすぐに無効化

過去の裁判所の判決では、法執行機関はパスコードを使ってiPhoneのロックを解除することはできないものの、指紋を使ってロックを解除することはできるとされています。Touch IDが無効になっている場合、法執行機関はiPhoneのロックを解除する手段がありません。

5 回連続で押す方法で Touch ID を無効にしたかどうかはわかりません。キャンセルを押すと、指紋を使用して最後にデバイスのロックを解除してから 48 時間経過したときと同じメッセージが表示されてデバイスが起動します。

注:この機能は iOS 11 の現在のベータ版に含まれていますが、新型 iPhone の発売後の 9 月に最終リリースが一般公開される前に削除または変更される可能性があります。