アップルは、ロン・ジョンソンの退任後、ついに直営店とオンラインストアの責任者となる人材を確保した。同社は、新設された直営店およびオンラインストア担当シニアバイスプレジデントのポストに、バーバリーのCEOであるアンジェラ・アーレンツを起用した。
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これは、スティーブ・ジョブズ氏と共にAppleの強力な小売事業を築き上げたものの、小売大手JCPenneyのCEOに就任するためにAppleを去った、2011年の元Apple小売部門責任者ロン・ジョンソン氏の辞任に伴う余波の中での最新の動きだ。ジョンソン氏は2013年にJCPenneyの取締役会によって解任された。Appleは2012年にジョン・ブロウェット氏(元テクノロジー小売大手DixonsとスーパーマーケットチェーンTescoのCEO)を後任として採用したが、この人事は失敗に終わり、ブロウェット氏は同年後半に解任された。
英国のファッション小売企業バーバリーに勤務する前、アーレンツ氏はリズ・クレイボーン社とダナ・キャラン・インターナショナル社で幹部を務めていました。インディアナ州生まれの米国人であるアーレンツ氏は、男性ばかりだったアップル社の幹部陣に女性という新たな一員を加えました。
アーレンツ氏は昨年バーバリーで総額約2,700万ドルの報酬(ストックオプションを含む。バーバリーでの現在の報酬は1,100万ドル弱と報じられている)を削減した。そのため、アップルにとってこの新規採用が安くなかったことは確かだ。
アーレンツ氏はすぐにアップルに入社するわけではない。2014年春に新職に就く予定だ。後任にはバーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、クリストファー・ベイリー氏が就任する。
読者の皆さんは、iPhone 5s の一般公開直前にバーバリーがこの新しいデバイスのカメラを使用して今年の年次ファッションショーを撮影したという先月のニュースからバーバリーの名前を覚えているかもしれません。