ソニー、アップルの「Pandoraキラー」ストリーミング音楽サービスをブロック

ソニー、アップルの「Pandoraキラー」ストリーミング音楽サービスをブロック

今月初め、AppleがPandoraに対抗するストリーミング音楽サービスを開発中だとお伝えしました。Appleはレコード会社と交渉中と報じられていましたが、サービス開始までには数ヶ月かかるとされていました。本日の報道によると、Sonyがサービス開始の障害になっているとのことです。

マックルーマーズ:

本日、ニューヨークポスト紙は、顧客がストリーミング再生する楽曲ごとにAppleが支払う料金をめぐって、音楽出版社のソニー/ATVとの交渉が行き詰まっていると報じている。

アップルが独自の音楽ストリーミングサービスをiPhone 5に組み込む計画は、同社とソニー/ATVとの協議が土壇場で行き詰まり、劇的に打ち砕かれたとワシントン・ポスト紙が入手した。

世界最大の音楽出版社であるSony/ATVとAppleは、楽曲ごとの権利料で合意に至っていないようだ。事情に詳しい情報筋によると、Sony/ATVは通常の1ストリーミングあたり0.1セントよりも高い料率を求めているという。

ワシントン・ポスト紙は、AppleはApp Storeを通じてレコード販売も行うため、Pandoraよりも高いライセンス料率を要求していると報じている。Appleのアーティストの複数回再生に関する制限は、Pandoraよりも緩いものになるだろう。

レコードレーベルの大半はAppleの計画に賛同している。Appleがどうせ自分の思い通りにやるだろうし、ストリーミングサービスを使って販売促進を図るだろうと、ほとんどのレコード会社は認識している。

音楽出版社は、2010年に90秒の楽曲サンプルを収録するための最初の交渉でAppleが自分たちを迂回しようとしたと考えており、いまだに憤慨していると報じられている。スティーブ・ジョブズはAppleのイベントで延長版の楽曲サンプルを発表する準備をしていたが、出版社が介入し、Appleが料金について再交渉しなければ法的措置を取ると脅した。

もちろん、出版社(ソニー/ATVのことですね)はいつものように、Appleとの契約を結ばずに自ら首を絞めるという選択肢もあります。そうすれば、AppleはPandoraと同じ法定料金を支払うだけで済みます。レコード会社には一言だけ言いたい。「C、D」です。

情報筋によると、協議は継続される予定とのこと…