Pixelmatorチームは、iPad向けにAIを搭載した新しい写真編集アプリをリリースすると発表しました。「Pixelmator Photo」は、色調整、機械学習を活用したフィルムエミュレーションプリセット、写真から不要なオブジェクトを除去する修復ツール、RAW画像のサポートなど、非破壊的なツールセットを提供します。
Pixelmator Photoは、デスクトップの写真編集体験をiPadに提供します。500種類以上のカメラのRAW画像に完全対応し、輝度、露出、彩度といった基本的な調整を含むパワフルで非破壊的なカラー調整機能に加え、レベル補正やトーンカーブといった実績のある定番の写真編集機能、フィルムのような粒子感を加えるグレイン調整機能など、豊富な機能を備えています。さらに、修復ツールと切り抜きツールを使えば、小さな傷やオブジェクト全体の除去から構図の完成まで、あらゆるディテールを完璧に仕上げることができます。
Pixelmator PhotoはCore MLを最大限に活用し、機械学習を活用したML Fix、ML Presets、ML Crop機能を強化しています。ML Cropは機械学習アルゴリズムを用いて、写真の構図を改善する方法を提案します。ユーザーはアスペクト比を選択し、「ML Crop」ボタンをタップすると提案が表示され、必要に応じてトリミングボックスのサイズと位置を変更して提案を絞り込むことができます。
ML Fix は、2,000 万枚のプロの写真でトレーニングされた Core ML 搭載アルゴリズムを使用して、露出、ホワイト バランス、画像内の個々の色の範囲を強化できます。
機械学習を活用したフィルムエミュレーションプリセットを使用すると、デジタル写真でフィルムの質感を再現できます。これらのプリセットは、コダック・ポートラ、富士フイルム・スーパーリア、イルフォードHP5などのクラシックフィルムで現像された実際の写真に基づいて設計・改良されています。
Pixelmator Photo は iPad 専用で、今年後半に App Store に登場予定です。