iPadはアーティストやイラストレーターにとって素晴らしいツールとなり、水彩絵の具や紙といった場所を取らずに、どこにいても制作できるようになりました。これは、イギリス人アーティスト、ティム・ヴァイナーにとって大きな喜びです。ヴァイナーはオリンピックのイラストで知られており、2008年に北京で水彩画で描いた作品もその一つです。
しかし、2012年のオリンピックが迫る中、Vyner 氏は iPad の機能をフル活用し、Apple のデバイス上の Brushes アプリだけを使ってすべてのイラストを配信する予定です。
48 歳の彼はその才能により、今年のオリンピックではタイムズ紙の公式オリンピック アーティストの役割を担うに至り、同紙の Web サイト (購読者のみ閲覧可能) にオリンピックのイラストを掲載する予定です。
「北京ではスケッチブック、紙、水彩絵の具を持ってセキュリティチェックを通過できず、大変な苦労をしました」と彼はタイムズ紙に語った。「iPadは究極のスケッチブックです。必要な道具をすべて持ち運べて、(水彩絵の具で)現地で描いたような本物らしさのある絵を描くことができます」
Appleのデバイスを活用している他の有名なアーティストとしては、過去数年にわたってiPadで描いた絵の展覧会を数回開催している英国人画家のデイヴィッド・ホックニーや、iPhoneのブラシを使ってその場で都市の風景を描き、ニューヨーカー誌の表紙を飾ったホルヘ・コロンボなどがいます。