アップルのCEO、ティム・クック氏は木曜日、シリコンバレーで行われたアップル取締役アル・ゴア氏の新作映画「不都合な真実 続・権力への真実」の上映会に出席し、観客に映画とその制作者を紹介した。
ティム・クック氏が環境問題について語る
クック氏はまた、世界が直面する環境問題についても講演する機会を得た。ゴア氏による初の地球温暖化ドキュメンタリー『不都合な真実』の公開から10年が経過した現在も、気候危機の兆候は依然として残っていると聴衆に訴えた。
「しかし、楽観的な見通しを持つ大きな理由もあります。再生可能エネルギーはこれまで開発が進められ、広く導入されています。世界のほぼすべての国が特定の行動を取ることに同意し、市場は世界中で再生可能エネルギーを評価しています」とクック氏は述べた。「しかし、時間はまだ刻々と過ぎており、緊急性はかつてないほど高まっています。だからこそ、この映画を制作するのにこれほど絶好のタイミングはないと思います。」
Appleは、太陽光、風力、エネルギープロジェクトなど、世界中で数多くの再生可能エネルギープロジェクトに投資しています。また、米国と中国で数千エーカーの森林を購入しており、その森林伐採の一部は環境に配慮した製品パッケージに使用されています。
Appleの環境保護活動への貢献
ベンチャーキャピタリストのスティーブ・ジャーベットソン氏がYouTubeに投稿したイベントの動画で、アル・ゴア氏はAppleの環境保護活動への貢献について語っている。(AppleInsider経由)
「注目すべきは、Appleが米国では100%再生可能エネルギーで、世界全体では93%、そして世界全体では100%に近づいているということです」とゴア氏は述べた。「有害物質の除去、リサイクルの推進、そして世界のどの企業よりも高い環境基準の遵守を徹底しています。そして、世界史上最も収益性の高い国でもあります。つまり、これら2つは両立可能であり、実際に両立することが多いのです。」
『不都合な真実 続・権力への真実』は、ゴア氏が2006年に中断したところから始まり、気候変動について講演し、環境運動の担い手と対話し、様々な政治評論家と議論する様子を追う。7月28日に一般公開される。